2017-10-21 10:47:00
本日は指板交換を行います。
こちらは指板を剥がした写真です。
今回の楽器は、指板が摩擦で擦り減ってかなり薄い状態となっており、ハイポジションを弾く際などにたわんでしまうため、交換をお勧め致しました。
指板の真ん中に見られる抉れは、接着の際、ニカワ(接着剤)の逃げ道として機能しています。
予めこの部分に溝を彫り込んでおき、指板とネックの間に必要以上にニカワが溜まるのを防ぐことが目的です。
また、指板は、図る箇所にもよりますが、新作楽器では大体5mm程度の厚みがあります。
薄くなると操作性に大きな影響が出てしまうので、もしも薄すぎるようであれば交換をご検討頂ければと思います。
厚い場合は、削り修理を行うことで適切な厚みへと調整可能です。
当HPでも、指板交換修理のご予約を承っております。
ぜひお問合せ下さい。
それでは、本日もご覧頂きまして誠にありがとうございました。
皆さま良い一日をお過ごし下さい。