2017-10-27 12:05:00
本日はライニングの接着を行っています。
裏板側の、ライニングが取れてしまっていた部分の再接着です。
同時に、他に剥がれが生じていた箇所にも接着作業を行いました。
横板と表・裏板を接着する際、厚さおよそ1.2mmほどの横板だけでは簡単に接着が剥がれてしまうため、補強材として「のりしろ」のような役目を果たしているのがこのライニングです。
上記の接着が完了したら、ひしゃげて隙間が空いてしまっている他の部分にも、再度リコポディウムを流し込む予定です。
いかんせん古い楽器なので、全体を通して思った以上に大掛かりな修理となりそうです。
また、他の箇所のリタッチなども随時進めている最中です。
工房フェルマータでは、様々な修理を承っております。
お気軽にお問合せ下さい。
それでは、本日もご覧頂きまして誠にありがとうございました。
皆さま良い一日をお過ごし下さい。