お知らせ
2017-12-08 13:37:00
弦の定期入荷
弦の定期入荷、完了しています。
今回も大量に入荷しています!
写真からも分かる通り、ドミナント以外の弦ですと、ピラストロ社の製品が約半分ほどの量を占めていますね。
ということで今回は、前回ご紹介したエヴァピラッツィと同じくピラストロ社から発売されているオブリガート(Vn弦)に関して、簡単にご紹介させて頂こうと思います。
オブリガートは、ナイロン弦の中でも、特に甘く柔らかな音色が特長とされています。
実際に弾いてみた感覚としては、オリーブなどのガット弦に近い甘く柔らかな深みに加え、豊かな表現力を持った音色が一際印象的です。
ナイロン弦らしい音量や音圧等もしっかりと兼ね備えており、レスポンスも良好。
また、環境や温度・湿度の変化の影響を受け辛いことから、サウンドスケープでも沢山の方にご愛用頂いている弦となっております。
↑上の図は、左がテールピース側、右がペグ側のお色味です。
音色や弾き心地・ボリューム・チューニングの安定性などといった、演奏時の様々なパワーバランスを両立させる上で、お客様それぞれのプレイスタイルにしっかりと応えてくれる、万能な弦といっても良いかと思います。
それでは、本日もご覧頂きまして誠にありがとうございました。
皆さま良い一日をお過ごし下さい。
2017-12-07 12:29:00
毛替え1000円引きキャンペーン、継続中
先月は、キャンペーン期間中の沢山の修理ご依頼、誠に有難う御座いました。
前回同様、今回のキャンペーンでも沢山のお客様にご満足頂けましたこと、従業員一同大変嬉しく思っております。
また、今回のキャンペーンでのご好評を受けまして…今月も引き続き、年末までの一か月の間「毛替え1000円引きキャンペーン」を実施しております。
慌ただしい師走の時期ではありますが、また新たに一年を共にする愛弓のため、新年に向けて心機一転…いつもよりも大変お得な価格での毛替え修理は如何でしょうか。
ぜひ、美しく弾きやすく生まれ変わった皆さまの愛弓・愛器と共に、良いお年をお迎え頂ければと思います。
先月同様、全馬毛・全弓種一律1000円引きと大幅にお値引させて頂いています。
是非この機会にご検討下さい。
今後とも変わらぬご愛顧のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。
それでは、本日もご覧頂きまして誠にありがとうございました。
皆さま良い一日をお過ごし下さい。
2017-11-29 11:16:00
毛替え1000円引きキャンペーン、残り2日
毛替え1000円引きキャンペーン、残すところあと2日となりました。
一カ月を通して沢山のご予約を頂いており、工房では嬉しい悲鳴が上がっています。
秋も深まり、年末にかけてコンサートや発表会などが目白押しとなるこの時期に、いつもよりも大変お得な価格での毛替え修理は如何でしょうか。
店頭での受付は明日の閉店時刻(午後9:00)まで、またSoundScapeの方では30日中のご注文であればキャンペーン価格の適用が可能です。
全馬毛・全弓種一律1000円引きと大幅にお値引させて頂いています。
是非この機会にご検討下さい。
上のお写真は、先日毛替え修理をご依頼頂いたお客様の弓に張られていた、毛束の先が銀線で留められているという珍しい馬毛です。
通常は毛替え用の糸(当工房では海外から輸入された専用の糸を使用しています)などで留めることが多いのですが、弓の重量バランス等の関係で、稀に銀線を使用する流派もあるようです。
一口に毛替えといっても、工房や流派によってその手法は様々です。
我々も日々勉強させて頂いております✨
それでは、本日もご覧頂きまして誠にありがとうございました。
皆さま良い一日をお過ごし下さい。
2017-11-21 12:24:00
ニス重ね塗り・やすり掛け
本日も、ニスの重ね塗りとやすり掛けを行います。
前回の記事で白くなっていた部分を、SuperNickoで磨き上げた状態です。
紙やすりを#1000までしっかりと掛けているので、表面もかなりつやっとしています。
(紙やすりは、目の粗いものほど数字が小さく、細かいものほど数が大きいです。楽器の製作や修理では、粗いものだと大体#120くらいから使用します)
左側の駒脚部分はほぼなだらかになりましたが、右側は木自体の凹み・抉れがかなり大きかったため、まだ少し表面がボコッとしています。
完全に平らになるまでニスを盛っても良いのですが、あまりに層を厚くし過ぎると、ニスが完全に乾くのに月~年単位の時間がかかってしまうため、セットアップを行うことが出来なくなってしまいます。
また、ニスが乾く前に無理に駒を立てると、圧力でニスが変形し表面がめちゃくちゃな状態になってしまうため、今回は木地をカバーする程度の層になるよう留めておきます。
勿論表板は凹んだままなので、セットアップの際には凹んだ形に沿うように駒脚を削り、立てることになります。
かなり難易度の高い駒立て作業となりそうです。
ある程度表面をキレイにしたので、ここからは上からニスを塗ってやすりを掛ける作業を何度か繰り返し、更に凹凸を取り除いて行きます。
まだまだ先は長いです…。
平行して横板側の補修も進めているので、そちらもまた後日ご紹介します。
それでは、本日もご覧頂きまして誠にありがとうございました。
皆さま良い一日をお過ごし下さい。
2017-11-19 13:31:00
ニスやすり掛け
本日は、ニスのやすり掛けを行っています。
表板の中央部分、普段は駒が立っているはずの場所が、全体的に白っぽく曇っているのが見て取れるかと思います。
こちらの部分、元々は下の写真の左上部分のように、完全にニスが剥げ、表板も抉れてしまっていました。
ニス補修前の様子を撮り忘れてしまったため、少々ピンぼけしていますが、こちらの写真でご容赦下さい。
この部分は長年駒が立ち続けている場所なので、摩擦や熱などで徐々にニスが剝がれ、木地の白い部分が露出してしまっています。
古い楽器には比較的良く見られるダメージなのですが、このまま放置すると更に剥がれの範囲が広がることは勿論、ニスの層を介さずダイレクトに木そのものにダメージが入るため、後々の耐久度などにも大きく影響が出てきます。
以上の理由から、今回はニスの補修及び色合わせに取り掛かりました。
また、木の抉れている部分に関しても、ニスを少々厚めに塗ることで補修をしてあります。
あまりに酷く抉れているようだと、抉れて薄くなってしまった表板が駒からの圧力に耐え切れず、割れたりひびが入ったりなどといったケースもございます。
駒付近がどういった状態になっているか、定期的に目視でチェックして頂き、もしも異常が見らるれようであればお早めにお近くの工房へお持ち下さい。
一枚目の写真はまだ途中経過の時の物なので、これからサンドペーパーで更に少しずつ磨き上げ、表面がなだらかになるよう仕上げて行きます。
磨いた後の様子は、また後日ご紹介する予定です。
それでは、本日もご覧頂きまして誠にありがとうございました。
皆さま良い一日をお過ごし下さい。

